井浦新さん、成田凌さん ミニシアター「オリオン」愛、観客に熱く 出演映画の舞台あいさつで 洲本

2022/04/18 20:10

舞台上で記念撮影に応じる(左から)かなた狼監督、井浦新さん、成田凌さん=洲本オリオン

 兵庫県洲本市本町5の映画館「洲本オリオン」で17日、全国公開中の映画「ニワトリ☆フェニックス」の舞台あいさつがあった。主演の井浦新さんと成田凌さん、監督のかなた狼さんが作品やミニシアターへの思いを語り、満員の観客を喜ばせた。(内田世紀) 関連ニュース 葵わかなと成田凌が主演「パンドラの鐘」 野田秀樹の傑作戯曲、新演出で7月上演 大阪 映画「徒花 ADABANA」 クローン使います?【山崎あみ『うるおう』リコメンド#93】※音声連動記事  すべては道長追い落としのため 陰謀に走った藤原伊周・隆家兄弟 陰陽師、僧侶、宿曜師などうごめいた貴族社会の闇

 幼なじみの2人が、いるはずのない「火の鳥」を探して旅をするストーリー。かなた監督は「新型コロナ禍で世の中がストップした時、3人で何かできないか、と考えて制作を決めた」と説明した。成田さんは「撮影中に撮った風景をスマホの待ち受けにしている」と明かし、「映画を見に来た皆さんと会えてたまらなくうれしい」と喜びを表現した。
 全国のミニシアターを支援する活動を続ける井浦さんは、「ここに来るのが楽しみだった。映画館は苦しい時代だが、大きなスクリーンが見直される時が必ず来る」と話した。撮影監督を務めた同県南あわじ市出身の高岡ヒロオさん(53)はビデオレターを寄せ、「小さい頃からオリオンで映画を見て育った。友達や家族を誘って、また足を運んでほしい」とした。
 この日は、2回の上映と舞台あいさつがあり、いずれも満席の計約200人が鑑賞した。洲本オリオンの野口仁代表(55)は「ミニシアターを応援する有名な俳優さんに来てもらえてありがたい。まだオリオンが頑張っていることを認識してもらえたのではないか」と話していた。
 上映は映画愛好家らでつくる「シネマキャロット」が企画し、27日まで。開始時間は22日までは午前10時半。23、24日は午後1時。25~27日は午前10時。大人1800円など。洲本オリオンTEL0799・22・0265

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