笹野高史さん、思い入れ深い映画2作を上映 「洲本オリオン」の企画に公募、特別館長に
2022/09/10 05:30
笹野高史さん
兵庫県淡路市出身の俳優・笹野高史さんが17、18日、同県洲本市本町4の映画館「洲本オリオン」で1作品映画館長を務める。17~19日開催のイベント「うみぞら映画祭」に合わせ、笹野さんが選んだ2作品を上映。当日は笹野さんが会場受け付けと上映前のあいさつを行う。(吉田みなみ)
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1作品映画館長は同イベントの企画の一つで、応募者が5万~30万円といわれる上映費用を負担する代わりに、同映画館で好きな作品を上映できる。同映画祭実行委員会が7月中に交流サイト(SNS)を通じて公募し、笹野さんが応募したという。
笹野さんが選んだのは、特に思い入れがあるという時代劇「武士の一分(いちぶん)」(2006年製作)と、「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」(1985年製作)の2作品。武士-は17日午後3時半~と18日午前10時~、男はつらいよ-は18日午後1時~上映する。
武士-は、木村拓哉さん主演。毒味役を担い失明した下級武士とその妻の愛を描く。笹野さんは2人を支える中間(ちゅうげん)・徳平役を熱演し、2007年に日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した。
男はつらいよ-は、笹野さんにとって憧れの渥美清さんとの初共演がかなった作品。山田洋次監督作品の常連といわれるようになったきっかけの作品でもあるという。
チケット購入には、事前に配布する整理券が必要。整理券は17、18日分ともに、17日午後1時半から洲本オリオン前で配布する。笹野さんは、うみぞら映画祭の実行委員会に「子供の頃、母に手を引かれて通った映画館で上映できるご縁に感謝。どうぞごゆっくりお楽しみください」とメッセージを寄せている。