「書の魅力をトータルに伝えたい」 前衛書家和田彩さん、神戸・垂水で作品展

2022/10/27 11:10

作品を前に「会場の雰囲気と共に書を楽しんでほしい」と話す和田彩さん=神戸市垂水区、旧木下家住宅(撮影・小林伸哉)

 前衛書道団体「飛雲会」理事の書家和田彩さんが、神戸市垂水区東舞子町の舞子公園・旧木下家住宅(国の登録有形文化財)で書作展を開いている。先人の書を手本にした臨書など、計約25点が並ぶ。11月6日まで。 関連ニュース 加西市、再生エネルギー浸透へ新会社 太陽光発電所を整備、公共施設手始めに供給目指す 神戸スティーラーズ、応援しよう 県民対象に300円で観戦券販売 1月19日ノエスタ 楽天・小深田「また受賞を」 ソフトバンク育成・津嘉山「プロで頑張る」 神戸国際大付高OB会が激励


 聖徳太子の「蓮」、小野道風の「風」、空海の「漢」など、古典を臨書した。「文字の形状をまねるだけでなく、その人となり、時代背景なども踏まえ、筆の動かし方、呼吸を想像し、書いた」と和田さん。最も苦労したのが良寛の仮名文字「いろは」だという。「字と字の空間、筆運びの間(ま)など、納得できず、何百枚も書いた」と振り返る。
 このほか甲骨文字をかたどった作品やアクリル絵の具による写経などもある。
 11月半ばからはフランスで初めての展覧会(兵庫県パリ事務所と南仏のスーラージュ美術館)も控えている。和田さんは「文字の風情、線の美しさなど、書の魅力をトータルに伝えたい」と話している。
 午前10時~午後5時。月曜休館。入館料大人100円。旧木下家住宅TEL078・787・2050
(片岡達美)

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