能見篤史選手がおもちゃ寄贈「子どもたちからパワーもらう」 西宮

2020/12/18 05:30

おもちゃを寄贈し、石井登志郎市長に手渡す能見篤史選手(左)=西宮市六湛寺町、西宮市役所

 プロ野球阪神タイガースのエースとして活躍した能見篤史選手(41)が17日、兵庫県西宮市役所を訪れ、同市の子どもたちのためにボールのおもちゃを寄贈した。受け取った石井登志郎市長は「今年も温かいお気持ちをありがとうございます」と感謝状を手渡した。 関連ニュース 阪神V戦士の孫「よう頑張った」 「但馬の星」坂本捕手の祖母、誇らしく 先輩・能見元投手との縁にも感激 オリックス能見、引退へ 豊岡・出石出身 43歳、現役最年長投手 16日に会見 制服か私服、生徒が選んで登校 生徒会提案「カジュアルウイーク」自分たちで考える機会に 西宮・浜脇中

 能見選手は2014年から、西宮市の公立保育所や児童養護施設などにおもちゃを寄贈。今年は39カ所に、計千個以上のビニール製のボールを贈った。
 過去には、ゴルフのおもちゃや野球盤などを施設に訪問し、子どもらに直接手渡していたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止した。
 また、能見選手はオリックスバファローズへの移籍が決まっているが「今後も西宮の子どもたちへの寄贈は続けていきたい」とし、阪神タイガースの岩崎優選手に後継を頼んでいるという。
 能見選手は「毎年子どもたちからいいパワーをもらい、シーズンの励みになっている」とし、子どもたちに「コロナ禍の制限の中で、どうやって遊ぶかを考える力をつけてほしい」とのメッセージを送った。(村上貴浩)

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