コロナ収束願って 尼崎北高でアート作品や電飾ツリー展示

2020/12/24 05:30

カラフルな傘で空中を埋め尽くすアート作品=尼崎市塚口町5、尼崎北高校

 新型コロナウイルス感染拡大の収束を願い、兵庫県尼崎市塚口町5の尼崎北高校で23日、生徒たちが制作したペットボトルのクリスマスツリーや、カラフルな傘を使ったアート作品が展示された。夜になると、ツリーなどに付けられたイルミネーションが点灯して校舎を彩り、生徒や地域住民を楽しませた。24日まで。 関連ニュース 輝く巨大ツリー、札幌で点灯式 高さ15m、クリスマスムード 姫路駅前に「青の洞窟」イメージのツリー登場 みゆき通り商店街は「ヒメナリエ」 駅周辺でイベント続々 「パピオスあかし」華やか今年もツリー点灯 12月25日まで 式典に気象予報士・蓬莱さんら登場

 同高校の文化祭では、高さ10メートル以上の巨大な「大人形」が名物だが、今年はコロナ禍で中止になった。その代わりの展示として生徒会が企画し、一刻も早い感染拡大の収束を願った。
 2年生を中心に、ペットボトル約3千本を使って、高さ3メートルほどのクリスマスツリーや、トナカイなどを制作。色とりどりの傘を校舎の間につるし、空中を埋め尽くすアート作品も展示した。2年生の女子生徒(17)は「文化祭がなかった分、何か派手なことをやりたかった」と話す。
 日が暮れ始めた午後5時ごろ、正門やツリーに取り付けられた電飾が点灯すると、集まった生徒や地域住民らが「きれい」「大きい」と楽しそうに眺めた。
 生徒会長の2年生、菰渕柊翔(こもぶちしゅうと)さん(17)は「新型コロナで暗い世の中が少しでも明るくなれば」と笑顔を見せた。(村上貴浩)

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