16校の自作ロボット激突! 県工業教育フェア、3種目で完成度やアイデア競う

2021/11/28 05:30

「リモコン式ロボット競技」で、声を掛け合いながら慎重に操作する生徒ら=県立尼崎工業高校

 兵庫県立尼崎工業高校(尼崎市長洲中通1)で27日、「兵庫県工業教育フェア ロボット競技2021」があった。16校から計約200人が参加し、3種目で自作ロボットの完成度やアイデアを競った。(村上貴浩) 関連ニュース 国産初の手術支援ロボ、民間病院などに複数台納入 3月までに50億円の売り上げ目指す シスメックス 新種で世界最古のトカゲの化石発掘 専門家「篠山層群は世界屈指の化石サイトだ」 三田青磁の限定商品 2022年の干支「寅」の置物、つややかに


 県高校教育研究会工業部会などが主催し、20年以上の歴史がある。授業や部活動でロボット製作をする生徒たちが成果を発表し、交流を深める場として開催している。
 「リモコン式ロボット競技」は、競技場の角に置かれた40個のピンポン球を中央のゴールに運ぶ。各校は球をホースで吸い込んだり、ちりとりの様な部品で集めたりと、さまざまなアイデアを披露。前回優勝の尼崎工業高校は、回収したその場からローラーを使って全球をゴールに放り込み、会場を沸かせた。3年生の林孝憲さんは「自分たちのベストが出せてうれしい」と笑顔を見せた。
 「二足歩行ロボット競技」では、強豪の西脇工業高校が、安定した操縦で好タイムを出した。3年生の國本洸さんは「先輩たちの思いも背負って、胴体など細かいところにまでこだわり抜いた」と話した。

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