佐藤輝明選手ら講師に「野球続けてくれたらうれしい」 地元小学校で野球教室

2021/12/10 05:30

阪神タイガースの選手がゲストティーチャーとなった特別授業で、バッティングを披露する佐藤輝明選手=西宮市立用海小学校

 プロ野球・阪神タイガースの選手らが9日、兵庫県西宮市立用海小学校(同市用海町)で児童たちと野球を楽しむ特別授業を開いた。今季24本の本塁打を放った西宮市出身のルーキー佐藤輝明選手ら5人が2、3年生約190人に投球や捕球の基本を教え、バッティングを披露して交流を深めた。 関連ニュース 【写真】遠くへボールを投げる児童と見守る石井大智選手 タイガース佐藤輝を“怪物”に育てたのは飲食店主 高校時代、筋トレの日々に導く 阪神ドラ1佐藤「ヴィッセルに入っていたかも」 高校入学時はサッカー部検討

 球団が2018年から小学校を対象に開き、県内では今年15校目。佐藤輝明選手のほか、佐藤蓮選手、村上頌樹(しょうき)選手、石井大智(だいち)選手、高寺望夢(のぞむ)選手が講師を務め、女子チーム「阪神タイガースWomen」の選手らも加わった。
 児童らはまず、校庭でキャッチボール。「足を広げて腰を落として捕るのがこつ」などと教わり、勢いよく投げると、選手から「ナイス!」とほめられ、ハイタッチして喜んだ。
 その後、佐藤輝明選手がバッティングを披露。校庭の端から端まで打球を飛ばすと、児童から歓声が上がった。3年の男児は「あれだけ遠くに飛ばすための努力がすごい」と憧れの選手に見入っていた。
 佐藤輝明選手は「地元の子どもたちが野球を続けてくれたらうれしい。来シーズンはホームランなど、みんなが一目で分かる活躍を見せたい」と笑顔で語った。(村上貴浩)

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