１８歳以下現金給付、離婚やＤＶ別居に対応し独自給付　宝塚市が一律１０万円

　１８歳以下の子どもがいる世帯への１０万円支給を巡って、兵庫県宝塚市は離婚や家庭内暴力（ＤＶ）などによる別居で臨時特別給付金を受け取っていないひとり親世帯を支援しようと、市独自で子ども１人当たり一律１０万円を支給することを決めた。 関連ニュース コロナ生活支援の給付急ぐあまり…制度の壁高く　一部ＤＶ被害者に届かぬ１０万円 手当がもらえない腹いせに「あの人は事実婚している」と虚偽の通報　シングルマザーを分断する「給付金問題」 DV離婚したシングルマザーの悲痛な声に共感　各種手当、給付金→「最初から母親に振り込めば良くね？」

　給付金は自治体が確認した児童手当の口座に振り込むことになっているが、別の自治体ではＤＶ被害で別居した場合などに、子育てをしていない親の口座に振り込まれるケースがあった。
　対象は昨年９月以降、臨時特別給付金の支給対象となる子どもを養育しているにもかかわらず、受け取っていない年収９６０万円未満のひとり親の父母。市は対象となる子どもは市内に１２０人いると見込む。
　３月１日から申請を受け付け、養育の確認などを審査した上で指定口座に支給する。本人以外の申請は受け付けない。市子育て支援課ＴＥＬ０７９７・７７・２１９６
（西尾和高）