映画「にしきたショパン」、西宮で特別上映会 ミニ演奏会や絵コンテ公開も 3日

2022/09/01 19:30

上映会に向けて作業をするボランティア(西宮市文化振興財団提供)

 兵庫県西宮市を舞台にピアニストを目指す男女を描いた映画「にしきたショパン」の特別上映会が3日、西宮市民会館「アミティ・ベイコムホール」で開かれる。竹本祥乃監督と近藤修平プロデューサーが登壇し、県立西宮高校出身で映画にも出演したピアニストの野々村亜梨沙さんがミニコンサートを開く。 関連ニュース サイレント期の知られざる米喜劇作家の作品 神戸映画資料館が初の配給 元町映画館で11月 眠るフィルムに光 名匠・清水宏監督「明日は日本晴れ」など20作品 「神戸発掘映画祭」15日開幕 センバツ報徳、快進撃の陰にこの人あり 捕手から転身、光る分析眼で打線後押し 「日本一が見えてきた」


 特別上映会は西宮市文化振興財団などが主催。映画制作で竹本監督が自ら描いた絵コンテを特別に公開するほか、作品関連グッズの販売などもある。
 「にしきたショパン」は高校生の凛子と鍵太郎が、阪神・淡路大震災や病気に立ち向かいながら夢を追う物語。2019~20年に撮影され、県立西宮高校や夙川公園、阪急西宮北口周辺などがロケ地となるなど、ふんだんに地元の風景が盛り込まれた。
 自主制作で一部資金をクラウドファンディングで集めて完成し、昨年3月に神戸・元町映画館などで封切られると、連日満員となって話題となった。また、国際的な映画祭などで受賞を重ねて注目された。
 午後2時開演。一般1300円(当日200円増)、30歳以下500円。問い合わせは西宮市民会館TEL0798・33・3111
(斎藤雅志)

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