焼き肉食べたい、仕事探したい…精神科に長期入院、患者の相談受けます 精神保健福祉士、西宮に事業所開業
2022/09/02 05:30
精神科病院の長期入院患者に特化した相談支援を始めた坂本茉衣子さん(左)と宮畑良介さん=西宮市津門綾羽町
医療機関の精神科に長期入院をしている患者を対象にした相談支援事業所「生活探究クラブ眼福相談センター」が、兵庫県西宮市津門綾羽町にオープンした。患者が主体的に生活し、人生を歩むためのサポートが必要だと精神保健福祉士2人が立ち上げた。専門知識を持つ相談員が悩みを聞くほか、外出など本人がしたいことを実現し、支える。
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精神保健福祉士の坂本茉衣子さん(38)と宮畑良介さん(43)が一般社団法人「ザ・わがままハウス」を作り、運営する。長く精神疾患がある患者と関わってきた2人は、患者の長期入院について「人生の主体性が損なわれる」と実感し、問題視。改善に向け、新たな取り組みを始めた。
「焼き肉が食べたい」「墓参りに行きたい」「仕事を探したい」といった幅広く、細かい相談を受け付ける。退院を目指し、社会生活を体験するなどの地域移行支援も担う。
坂本さんは「患者さんが当たり前の幸せを探究し続けられる事業所にしたい。気軽に連絡してほしい」と呼びかけている。
無料。木、日曜休み。午前9時~午後5時。同センターTEL080・3118・9939
(小谷千穂)