来年4月の芦屋市長選、立候補者を市民団体が公募 再開発反対メンバーが委員会設立

2022/10/08 05:30

芦屋市役所=芦屋市精道町

 任期満了に伴う来年4月投開票の兵庫県芦屋市長選に向け、同市在住の有志らが7日、立候補者を募る任意の委員会を設立したと発表した。11月7日まで受け付け、選考した人物には選挙活動で支援をする方針。 関連ニュース 中断のJR芦屋駅南の再開発事業 市議会、2年越しに予算案可決 最大会派が賛成転じる JR芦屋駅南再開発事業 1年以上市会否定なぜ ビル建設、膨らむ事業費争点 JR芦屋駅再開発、またもや市議会が「ノー」


 公募委は2001年の佐用町長選で一部町議らがつくったほか、12年の衆院選などで大阪維新の会が立ち上げた例がある。
 正式名称は「芦屋市長選挙候補者公募委員会」。グリコ栄養食品(大阪府高槻市)元会長の江崎正道氏や、建築家の竹山清明氏ら6人が委員を務める。
 メンバーらは、芦屋市が進めるJR芦屋駅南地区の再開発事業に反対しており、駅ビルを建てずに事業を進めるという代替案を提案している。7日に会見した竹山氏は、財政の改善や美しいまちづくりを重視し「市民本位の市政実現を目指す人物に市長になってもらいたい」と話した。
 応募書類を基に面談をして11月下旬ごろまでに決定する予定。ホームページで詳細を掲載している。
 芦屋市長選挙候補者公募委員会TEL0797・23・2650
(村上貴浩)

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