楽しむならハロウィーンより怪談? 尼崎で閉鎖の会館「お化け屋敷」に 30日、学生ら企画

2022/10/29 05:30

お化け屋敷の準備を進める中高生や大学生ら=旧小田地区会館

 2020年春に閉鎖された兵庫県尼崎市長洲本通1の旧小田地区会館で30日、「おばけやしき~恐怖の学校~」が開かれる。街は洋風なハロウィーンムードだが、こちらは廃虚を存分に活用した幽霊屋敷。あなたも一歩、踏み入れてみませんか? 関連ニュース 黒枝豆の農園にお化け屋敷出現!?好評で今年も 丹波篠山のグリーンデイズファーム ハロウィーンだけど妖怪大集合 ゴンズイ、ウミテング…名前に妖怪 スマスイで企画展、生態や伝説など解説 横尾忠則がつくる「お化け屋敷」 「あの世」「闇」など作品の世界観演出

 市立ユース交流センターが小田地域で実施するサテライト事業の一環。同会館は1974年の完成でホールや会議室、和室などがあったが、小田南生涯学習プラザの開館に伴い、取り壊しが決まっている。
 壊れた部分もそのままだが「それなら」と、同センターを利用している中高生や大学生らがお化け屋敷を発案した。「昔、学校で亡くなった女の子の霊のいたずらがエスカレートした」という物語で、血のりのような手形や破れた服などの仕掛けが各所に。参加者は除霊の札を持って各部屋を回り、最後に写真を撮って…という設定だ。
 「まさか公共施設で自由にできるなんて。皆で作ると面白い」と関西国際大1年の学生(20)。物語を考えた尼崎小田高2年の女子生徒(16)は「怪談といえば学校。世代を超えて楽しんで」と話す。
 30日午後1~5時、無料。TEL06・6423・7788
(広畑千春)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ