今年の漢字は「祈」 姫路・円教寺で「新春夢の書」

2021/01/02 20:30

「祈」と揮毫された「新春夢の書」=姫路市書写

 新年への願いを一文字で大書する「新春夢の書」が1日午前0時、兵庫県姫路市書写、書写山円教寺摩尼殿で公開された。大樹孝啓(おおきこうけい)住職(96)が「祈」と揮毫(きごう)した約1・6メートル四方の屏風(びょうぶ)がお披露目された。 関連ニュース 「ヒートショックにご用心」何に注意したらいいの? 帰省取りやめ、お年玉どうやって渡す? コロナ禍で揺らぐ日本の正月文化 新春風景も様変わり 初詣、初売り入店待ち大幅減

 漢字は大樹住職が決め、「コロナ収束に限らず、それぞれの祈りを大切にしてほしい。頼みっぱなしではなく、日々真剣に生きて」という思いを込めた。
 例年はその場で大書するが、密集を避けるため事前に書いた屏風を開いた。家族と訪れた女性(80)=同市=は「コロナが収まるのを祈るだけ。長生きして孫の成長を見守りたい」と話した。
 屏風は今月中旬まで展示される。揮毫の様子は同寺ホームページなどで公開している。(安藤真子)

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