姫路署玄関のしゃちほこ 巨大マスク“着用”

2021/02/06 05:30

マスクを着けたしゃちほこと、考案した山本理沙巡査長。週に1、2回は交換している=姫路署

 新型コロナウイルスの猛威が続く中、兵庫県警姫路署の玄関前で来庁者を出迎える「しゃちほこ」2体のオブジェが、特大マスクの“着用”を始めた。顔部分をすっぽりと覆われた姿はインパクト十分で、啓発効果も高そうだ。 関連ニュース 子泣きじじい、鬼… 妖怪もマスクで感染予防啓発 【写真】南京町の人形もマスク 大天守の“殿”不在の謎 しゃちほこは全て雌? 姫路城

 考案したのは同署警務課の山本理沙巡査長(33)。署を訪れた人が車にマスクを置き忘れ、慌てて取りに戻る姿を受付で見掛けることも多く、「しゃちほこを見て着用を思い出してほしい」と制作を決めた。
 裁縫が得意という山本巡査長が、署で余っていた布を使って計4枚を作った。サイズは縦30センチ、横60センチ。目にした通行人らから早速「しゃちほこもマスクしてるわ」との声が上がっており、山本巡査長は「感染予防はもちろん、ユーモラスなマスク姿で少しでも明るい気持ちになってもらえたら」と期待している。(山本 晃)

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