「はりまで育てたビール」に新味 香り華やか、パンチ効いた苦み
2021/12/14 05:30
新商品「はりまで育てたビール IPA」をアピールする「はりまグリーンラボ」のメンバーたち=姫路市東雲町4
兵庫・播磨のご当地ビール「はりまで育てたビール」に、新味が加わった。「インディアペールエール」(IPA)と呼ばれるタイプで、原料となるホップをふんだんに使い、華やかな香りとパンチの効いた苦みを引き出した。限定3千本分(1本330ミリリットル)が完成し、兵庫県姫路市内の酒販店やレストランを通じて味わえる。
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ビール造りは、緑を広げる活動を後押しする「はりまグリーンラボ」が、市民らに家庭や職場、里山でのホップ栽培を呼び掛けるプロジェクト。播磨産の地ビールで、人のつながりを生み、耕作放棄地の減少や街中の緑化も目指している。
これまでフルーティーでさっぱりとした1種類のみだったが、ビール造りが3年目を迎え、ホップを栽培する参加者が増えていることから新味に挑戦した。
今年8月下旬に摘み取ったホップを集め、手作業でみじん切りに。明石市内の醸造場で約2カ月かけて熟成させた。同ラボのメンバーたちは「泡立ちも良く、どんな料理にも合う」と太鼓判を押す。
姫路市土山東の町、酒販店「エルデベルグ平井」では、1本600円で販売。同市東雲町4のジビエ料理専門店「スプーン」でも楽しめる。(安藤真子)