播磨の革と播州織で幼児用靴、仏パリで出展 世界の流行発信地でPR

2022/02/03 12:30

パリの展示施設に並ぶファーストシューズ(兵皮連提供)

 兵庫県皮革産業協同組合連合会(兵皮連、姫路市)は、播磨の地場産業である革と播州織を素材にした幼児用靴「ファーストシューズ」を、フランス・パリの展示施設に出展した。兵皮連は、姫路やたつの市、太子町の製革業者の産地別団体でつくる組織。日本で最も製革業者が集積する革どころ・播磨産の革の魅力を、世界的な流行の発信地でPRするのが狙い。 関連ニュース 新型コロナ 2月の死者29人、4日で1月分超す 兵庫県、新規感染は前日比902人減もピークアウト否定 「みなし陽性」神戸、姫路は導入 兵庫県と対応割れる 新型コロナ 兵庫県、大規模接種の対象拡充 接種券持つ18歳以上に 5日から

 ファーストシューズは、姫路市に工房「イシヅカ靴店×靴屋カフェ」を構える多可町出身の靴職人、石塚昌美さんが手掛けた。海外でも人気の高いアニメ「鬼滅の刃」の主人公が身に着けている黒と緑の市松模様の柄など、計16足をつくった。
 展示は、日本製品を中心に扱うパリ中心部の施設を利用。期間は1週間で4日(日本時間)までの予定で開催中。兵皮連は「播磨の革と播州織を一つの製品にすることで、それぞれの地場産業の発展につなげ、連携して新しい価値を生み出せれば」としている。(段 貴則)

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