新1年生の安全、ランドセルと一緒に願う 姫路・播磨国総社で「勧学祭」

2022/03/27 05:30

新品のランドセルとともに春からの安全を願う新1年生と家族ら=姫路市総社本町

 小学校入学を間近に控えた子どもたちの安全を祈る「勧学祭(かんがくさい)」が26日、兵庫県姫路市総社本町の播磨国総社であった。周辺の新1年生35人が真新しいランドセルと一緒におはらいを受け、4月から始まる学校生活に向けて期待に胸を膨らませた。 関連ニュース 交通事故で頭を守ってくれたランドセル…「かばん供養」で思い出整理 産地・豊岡で初めて開催 ランドセル、何色だった? ジェンダーレス化で親世代の「定番色」から変化 ランドセル重くて「肩が痛い」 「置き勉」OK、軽量化の流れなのに…

 地域の子育て世代を応援し、安全で楽しい学校生活を送ってもらおうと同総社が2019年から始めた神事。全員の名前を書いた名簿を神前に供え、神主とみこは本殿に上がった子どもと保護者、きょうだいらをおはらいした。
 自身も新1年生の孫を持つ西本和俊宮司は「みなさんが元気に成長していくことは、地域の平穏を祈る身として本当にうれしい」と、しみじみと語りかけた。4月から野里小に通う男児(6)は「(3年生の)お姉ちゃんにいろいろ教えてもらって、足し算の勉強もやってみたい」と胸を張った。(大山伸一郎)

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