山電飾磨駅、北側にも改札口完成 来年100周年「より便利に、優しい駅に」

2022/03/27 20:30

北改札口など周辺整備が完了し、記念式典が開かれた飾磨駅=姫路市飾磨区

 駅舎南側にしか改札口がなかった山陽電鉄飾磨駅(兵庫県姫路市飾磨区清水)に北改札口が完成し、同社と姫路市が2019年から進めてきた駅周辺整備事業が完了した。27日に記念式典があり、関係者ら約30人が利便性の向上を祝った。 関連ニュース 新神戸駅、50年前開業時のすさまじい熱狂 伝説の「一番切符」持つ元鉄道マンが語る舞台裏 新幹線の上を地下鉄が走る 日本で唯一、レアな瞬間の撮影に挑んだ 「千と千尋の神隠しを思い出しました」 江ノ電の車窓から見える朝焼けの海景に反響続々「車窓が額縁」

 同駅は1923(大正12)年8月に開業し、来年100周年を迎える。改札は以前、東側にもあったが1997年に閉鎖され、南側だけに。地元自治会などから「北側から踏切を渡らず、駅を利用したい」との声が寄せられていた。
 駅舎が橋上にあるため、北改札口の新設に合わせて階段とエレベーター1基も設置した。
 式典で上門一裕社長は「1日約8千人が利用する大きな駅。より便利に、優しい駅になった」とあいさつ。今後については「駅ビルの解体、その後の整備など、地域がより発展するような計画を進めていきたい」と力を込めた。(安藤真子)

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