姫路赤十字病院が患者情報漏えい 入院の104人分

2022/06/01 20:29

姫路赤十字病院=姫路市下手野1

 姫路赤十字病院(兵庫県姫路市下手野1)は、2020年9月に入院していた患者104人分の名前や病名が記載された用紙を、別の患者1人の家族に誤って渡していたと発表した。既に回収し、個人情報が流出した患者に謝罪したという。 関連ニュース 献体の遺骨、6年半放置「気持ち踏みにじられた」 0歳児の小指先端を切断する医療事故 神戸・中央市民病院 原因は気道に詰まった痰 人工換気の遅れ指摘 特別支援学校で生徒重体 事故調査委が報告

 同病院によると、流出したのは「病棟入院患者リスト」で、入院期間なども記載されていた。20年9月、別の患者家族の求めでカルテを開示した際、リストが印字された用紙が開示文書の中に6枚挟まっていた。リストを裏紙として利用し、そのまま渡したという。
 同病院は「廃棄すべき紙が紛れていた。個人情報に対する認識が低かった」としている。(安藤真子)

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