瀬戸内の果物ふんだんに 赤穂で人気のジェラート店「バンビ」 姫路の住宅街に出店

2022/07/08 05:30

瀬戸内など旬の果物を生かすジェラート店「バンビ」=姫路市田寺東4

 兵庫県姫路市田寺東4の住宅街に瀬戸内の果物をふんだんに使うジェラート店「バンビ」の姫路店が開店した。同県赤穂市惣門町の洋菓子店「ノア」の石野剛史代表(39)が空き家を改装し、店舗部分を増築した。「瀬戸内は赤穂のイチゴや岡山のモモなど果物の宝庫。ジェラートで素材の味わいを直接伝えたい」と話す。(坂本 勝) 関連ニュース 今夏イチオシのジェラートは? 個性競う赤穂の3店 栗の「つぶ」「こし」で人気 あまぐりジェラート 万寿庵 ビーチで爽やか!クリームソーダ 気分に合わせ、味も色合いも自分好みに

 石野さんは父親から店を引き継いだ2代目。2019年5月、赤穂の店にバンビを併設した。バンビは播州の「播」と備前の「備」から取った。同年秋には、本場イタリアのジェラート店で修業した。
 赤穂の店は人気を得て、「姫路にも出店を」と知人から勧められたという。長男が姫路の中学校へ進学することになり、店も併設できる空き物件を見つけ、家族で引っ越した。3月の開店を目指したが、半導体不足の影響などで機器や設備の納入が遅れ、6月1日に開いた。
 季節に応じ、色鮮やかなジェラート10~15種類を用意。ラズベリーから赤いソースを抽出するなど合成着色料を使わず、自然素材と独自製法で鮮やかに彩る。
 「繰り返し来てくれる人も多く、売り上げは伸びている」と手応えを語る。「果物の素材を生かせ、潜在力を秘めるジェラートの魅力を広め、長く愛される店に育てたい」と意気込む。
 シングル500円、ダブル600円。テラス席も。午前11時~午後4時(なくなり次第終了)。月・火曜休み。駐車場8台。インスタグラム(banbi_gelato)で情報発信。バンビ姫路店TEL050・1058・2265

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