国内最大級のG体感して スペースワールドで人気を博したジェットコースター、姫センに登場
2022/07/16 05:30
姫センの新しい目玉アトラクションとなるジェットコースター「ヴィーナスGP」=姫路市豊富町神谷(撮影・大山伸一郎)
2017年末に閉園したスペースワールド(北九州市)で「三大コースター」の一つとして人気を誇ったジェットコースター「ヴィーナスGP(グランプリ)」が、姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市豊富町神谷)で16日、営業を始める。「コースターの神様」と呼ばれたドイツ人が設計し、急加速で体にかかるG(重力加速度)は国内最大級。報道関係者向けに14日にあった体験会に参加し、期待と不安の中、実際に乗った。
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コースターは両テーマパークの運営会社が同じだったことから移設された。設計は数多くを開発したドイツの故アントン・シュワルツコフさんが手がけた。スリル感を増す音の工夫や、滑らかな乗り心地が特徴という。
コースターは12両24人乗りで、レールは1040メートル。スタッフの掛け声で出発すると、坂をゆっくりと上っていき、地上約36メートル地点に到達した。緊張もピークに。その瞬間、急降下した。パークの景色を楽しむ余裕はなく、高速のまま1回転したり、横向きの姿勢で地面すれすれを駆け抜けたり-。乗っていた約2分は、あっという間だった。
スタッフの松田佳恵さん(44)は「空に放り投げられるようなスリルや、スタッフが盛り上げる演出を楽しんでほしい」と話す。楽しむこつは「頭をしっかりとヘッドレストにつけること」という。
乗車1回1500円。身長120センチ未満は乗車不可。荒天などで運転を中止する場合もある。16日からはプールとナイトサファリも始まる。同パークTEL079・264・1611
(安藤真子)