成長すくすく順調です 収穫待つ姫路特産レンコン 泥田で人の背丈超える茎

2022/09/05 17:40

茎は人の背丈を超えて葉も大きく育った=姫路市大津区勘兵衛町

 兵庫県内有数のレンコン産地である姫路市大津区勘兵衛町などの畑で、泥田を覆うようにレンコンの葉が生い茂っている。今年は根の生育が順調に進んだといい、茎は人の背丈を超える。収穫作業が始まったばかりの畑では、白く丸みのある特産品が掘り出される時を待っている。 関連ニュース 「穴が空いてたら詰めたい~」レンコンにカラシじゃなくて何詰める?…JA全農がレシピ紹介 もちもち姫路れんこん、丸々と成長 おせち用で人気 伝統絶やさぬ農家ら「ぜひ味わって」 「将来が見通せる」泥の中から縁起物 正月用のレンコン出荷 兵庫・姫路

 勘兵衛町周辺は地下水も豊富な低湿地帯で、約100年前に栽培が始まった。現在は約30軒の農家が育てている。断面の穴から「先が見通せる」として、正月用の縁起の良い食材としても人気。収穫の最盛期は11月から12月だが、作業は夏から翌年春まで続く。
 夏や秋の作業は暑さが厳しい日中を避け、早朝に行う。ポンプを使って、水圧で泥の中から「水掘り」したレンコンを次々と田舟に載せていく。
 同町農区長の船引政則さん(65)は「まだ小さいものも多いが、柔らかさもあって味はいい。最盛期が楽しみ」と胸を張った。(大山伸一郎)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ