夕闇の山上、幻想の朱色 書写山円教寺でライトアップ、国指定重文の公開も 姫路、13日まで

2022/11/12 05:30

照明に照らされ浮かび上がる摩尼殿と紅葉=書写山円教寺

 兵庫県姫路市書写の書写山円教寺で11日、国指定重要文化財の特別公開や夜間ライトアップを行う「書写山もみじまつり」が始まった。澄み切った空気に包まれる山上で、色づき始めたイチョウやモミジが夕闇に浮かび上がった。13日まで。 関連ニュース 帆船など数十隻が海上パレード ライトアップや船内公開も 31日、万博会場周辺 紫の輝き難病知るきっかけに、遺伝性「HAE」 神戸でもライトアップ 総延長120m、3万人が訪れる「九尺ふじ」見頃 夜はライトアップ


 例年11月、紅葉が始まる時期に開催される。通常は拝観できない阿弥陀如来坐像(常行堂)、釈迦(しゃか)三尊像(大講堂)、天井絵(金剛堂)を午前10時から午後4時まで公開。また木々が色づき始めた摩尼殿(まにでん)周辺は午後5時から8時までライトアップする。
 12日午後4時半からは、和太鼓奏者の陽介さんらが常行堂で「曼荼羅-MANDALA」を奉納する。観覧無料。
 期間中、書写山ロープウェイ(往復千円、小人500円)は下り便を午後8時半まで夜間延長運行する。入山料500円、小学生300円(未就学児無料)。(大山伸一郎)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ