食品まつりさん、新譜の世界観紹介 加西で作品展

2021/09/20 05:30

食品まつりさんと架空の道の駅を再現した展示=加西市北条町北条

 電子音楽家「食品まつりa・k・a foodman」(本名・樋口貴英)さん(40)が、兵庫県加西市北条町北条のギャラリー「Void(ヴォイド)」で、自ら制作したアルバム「やすらぎランド」の世界観などを紹介する作品展を開いている。郊外の住みやすさや道の駅のやすらぎ感などがアルバムの制作につながったことから、会場に架空の道の駅を再現している。(小日向務) 関連ニュース 兵庫県副知事に就任した片山氏 就任会見で抱負「兵庫の発展に尽くしたい」一問一答 加藤登紀子「日本酒を飲んだ後は声がいいのよ」 ほろ酔いコンサート続け半世紀 【速報】兵庫県で新たに188人感染、2人死亡 感染者1週間前から半減

 食品まつりさんは、名古屋市出身で在住。2012年に初のアルバムをリリースしてから、ほぼ毎年、海外のレーベルを中心にアルバムを発表している。ライブ活動などにも力を入れており、国内外の賞を受けているほか、NHKの番組「デデデデザインて何?!」に曲を提供している。
 作品展で出品しているのは、新アルバムのイメージに合わせたオブジェの写真や、写真家らと共同制作した「やすらぎランド」のイメージ写真など。
 アルバムにはお土産やアジフライをテーマにした曲も収録しており、地元の業者らと共同開発したアジフライ風味の煎餅、地元の野菜、木製のまな板やアクセラリーなども並び、作品の背景やイメージを広げられる。道の駅で展示されていることが多い、絵手紙も制作、展示している。
 アルバムや写真集に加え、それぞれの商品は販売もしている。日時は未定だが、食品まつりさんや関わりのあるアーティストを招いたイベントも開催する予定という。
 食品まつりさんは「日常生活の中で浮き上がってきたイメージをアルバムにしている。展示では会場の空間を楽しんでほしい」と話している。
 展示は12月26日までの土、日、月曜日午前11時~午後5時。火、金曜日は予約制で鑑賞できる。問い合わせはメールvoidkasai@gmail.com

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