米にこだわり「鶉野ライスバーガー」 おにぎり工房かさいが予約販売へ

2021/09/29 05:30

新たに開発された2種類の「鶉野ライスバーガー」とおにぎり工房かさいのメンバーたち=加西市役所

 おにぎり工房かさい(兵庫県加西市豊倉町)は、市内産の米を使った「鶉野ライスバーガー」を開発し、10月1日から販売の予約を受け付ける。観光客ら向けのメニューの開発、充実を狙って市内の飲食店などがつくっているネットワーク「ソラミル(sorameal)」のオリジナルメニュー第1弾となる。(小日向務) 関連ニュース 宮城・松島のハンバーガー店、世界一目指す 地元愛胸に、米国での大会に11月出場 「40%増量ファミチキで大人の夢を!」通常とは全く別物になったバーガーに「これやばい」 モスの「淡路島産たまねぎバーガー」 今年も生の新玉ふんだんに 「定番」の1.6倍、5月から販売


 ライスバーガーは2種類あり、牛焼き肉とローストビーフをそれぞれ、目玉焼きやタマネギ、レタス、トマトなどと一緒に挟んでいる。ブランドニンニク「ハリマ王」や卵などは加西市産で、そのほかもできるだけ県内産を使うという。
 特にこだわっている米は市内産のヒノヒカリを使用。炊いた後、塩と片栗粉を加えて焼いた「バンズ」の固さの調整に苦労したという。脂肪の量など肉の質とバンズのバランスにも十分に配慮している。
 「ライスバンズを空に、牛肉を飛行機の翼に、レタスを加西の緑に見立てた」と同工房。ライスバーガーを入れる箱には大空を舞う気球の写真も貼っている。宇仁寿美代表は「加西産の材料を使って安全、安心のライスバーガーで、おいしさにも自信がある。ぜひ味わってほしい」と話している。
 一方、ネットワーク「ソラミル」は、修学旅行生を含む鶉野飛行場跡などを訪れる観光客をターゲットに、新メニュー開発やイベント開催などでの連携を狙って結成。現在は7店が加盟しているが、募集を続けており、将来的には、100店の加盟を目指し、メニューをそろえ、連携して情報発信や割引特典を付けるなどの取り組みを進めるという。
 ライスバーガーは単品が各900円で、ポテトやブドウゼリーが付いたセットは各1100円。注文は3個以上で、1週間前までの予約が必要。同工房TEL080・6163・6049

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