名物の巨大そろばん「2022」に 新年用にお色直し 小野
2021/12/26 05:30
お色直し作業が完了し、「2022」となった巨大そろばん=小野市王子町
兵庫県小野市防災センター(同市王子町)前の駐車場にある巨大そろばん(幅9メートル、高さ4メートル)が新年用にお色直しされた。西暦を4桁の玉で示しており、今回も一の位の玉を一つ上げて「2022」とした。
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播州算盤(そろばん)工芸品協同組合が1974年に設置。市伝統産業会館などの建設に伴い、83年に現在の場所に移した。9桁のそろばんの重さは計1・8トンにもなる。
西暦表示は2000年に始まり、更新は今年で23回目。年の瀬の恒例行事で、作業員が幅85センチ、高さ50センチの玉を慎重に動かした後に塗装し直し、新年を迎える準備を終えた。
同組合の宮永英孝理事長(70)=同市=は「22年は話題性のある播州そろばんの新製品を作りたい。いい商品を、元気よく世の中に『はじき出して』いきます」と話していた。(杉山雅崇)