「かぶと虫列車」北条鉄道、3年ぶり運行 タレントのスパイシー八木さんがクイズ 飼い方や生態学ぶ

2022/07/19 05:30

スパイシー八木さん(左)からカブトムシの豆知識を聞く参加者=小野市内

 兵庫県加西市と小野市を結ぶ北条鉄道(加西市)が16、17日、子どもたちに人気の「かぶと虫列車」を3年ぶりに運行した。市内外の親子たちが、森に見立てた車内で、虫籠のカブトムシを眺めたり、飼い方や生態のクイズに挑戦したりした。 関連ニュース カブトムシが300匹! 夏限定の観察施設、3年ぶりに開業 兵庫・赤穂 2年間保管していた竹チップ、動かしてビックリ! 中からカブトムシの幼虫500匹超 世界のクワガタやカブトムシ販売 15の専門店参加、抽選会も 6月5日、北星社三田工場

 子どもたちにカブトムシのつがいをプレゼントする夏の恒例行事。新型コロナウイルスの影響で2020、21年は中止だった。北条町(加西市)-粟生(小野市)間を約50分かけ往復。今年は2日間で計8便を運行し305人が参加した。
 子どもたちは北条町駅で、北条高校や播磨農業高校の生徒を含むボランティアからカブトムシや餌のゼリーを受け取ると虫籠に入れ、列車に乗り込んだ。
 車内では、鉄道に詳しいタレントのスパイシー八木さんが「角があるのは雄か雌か」「どんな場所にすんでいるか」などとクイズを出題。参加者は親子で話し合い解答を考えていた。
 明石市の男児(6)は「カブトムシには長生きしてほしいので、図鑑でいろいろ調べたい」と話していた。(敏蔭潤子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ