3年ぶり露店や花火満喫、1万4千人来場 装い新たに「日本のへそ西脇夏まつり」

2022/08/29 05:30

露店の射的を楽しむ家族=西脇市上比延町

 名称を変え、リニューアルした兵庫県西脇市内最大の夏祭り「日本のへそ西脇夏まつり」が27日夕、日本へそ公園(同市上比延町)で開かれた。新型コロナウイルスの感染「第7波」を受け、ステージイベントなどの規模を縮小して実施。夜には名物の打ち上げ花火が空を彩り、3年ぶりの開催に市民の笑顔があふれた。(伊田雄馬) 関連ニュース コープこうべ、農産物の生産開始 三木市の農業法人を子会社化「産地のモデルに」 全国高校女子野球 淡路会場でも開会式、25日まで計20試合予定 蒼開は逆転で初戦を突破 津名の応援団、ねぎらいの拍手「ここまで連れてきてくれた」 高校野球兵庫大会、準々決勝で敗退

 以前の名称は「へその西脇・織物まつり」。ここ2年は新型コロナの影響で開催が見送られたが、日程を2日から1日に短縮して再スタート。会場での酒類の販売や持ち込みは禁止し、露店数も7割程度に抑えるなどの感染対策を施した。
 それでも会場には約1万4千人が来場し、夏らしい雰囲気を満喫。射的やかき氷などの露店に列ができた。丹波市の男性(50)は娘(6)と訪れ、「娘に祭りを味わわせてあげられてよかった」とほほえんだ。
 中央の「銀河の広場ステージ」では午後5時半から、ギターの弾き語りや兵庫教育大学の学生によるよさこい踊り、お笑いコンビ「シャンプーハット」の漫才などがあった。
 ステージでは採火式などのセレモニーもあり、実行委員会の臼井茂樹副委員長は「よりよい形での開催を目指し、装いを新たに開催することができた」と成功を喜んだ。
 祭りを締めくくる打ち上げ花火は、約2千発が夜空を明るく照らした。神戸市灘区から家族で訪れた女児(8)は「フィナーレの金色の花火がすごい迫力だった」と夏の思い出をかみしめていた。

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