加東・バスターミナル併設施設 愛称「ハルク」に決定 うどん、コーヒー店入居
2022/08/30 05:30
建設中のにぎわい交流施設「ハルク」。2店舗の出店が決まった=加東市社
兵庫県加東市がやしろショッピングパークBio(同市社)南側で建設中のにぎわい交流施設に入居する2店舗が決まった。香川県三豊市から移転するうどん店「孫心(まごころ)」と、西脇市上野で自家焙煎(ばいせん)コーヒーを販売する「シネマコーヒーロースターズ」が新店舗を出店。オープンは10月22日を予定し、同1日から稼働する併設のバスターミナルとともに、市中心部の魅力アップを目指す。
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同施設は平屋でバスの待合室を兼ね、交流スペースやトイレなども備える。愛称は、公募した135作品の中から「halK(ハルク)」に決まった。「拠点」「つながり」などを意味する英語の頭文字が由来で、加東市在住の藤原知子さんの案が選ばれた。
入居する「孫心」は、讃岐うどんの本場で人気を集め、兵庫県出身の店主にとって地元開店が念願だったという。約25席の予定で、誘致や施設運営を担当する「ジオプランナーズ」(本社神戸市)は「本場でも愛されたコシのあるうどんが特徴」とアピールする。
「シネマコーヒーロースターズ」は高品質な「スペシャルティコーヒー」にこだわり、丁寧な自家焙煎がファンの支持を得ている。ハルク内の店舗では、バス乗客も利用しやすいテイクアウト中心の営業形態を計画している。
ハルクの建設工事は5月に始まり、既に外観は完成間近。オープン後は定期的にイベントを開く予定で、ジオプランナーズの担当者は「バス利用者や地元住民に訪れてもらえるよう、年代を問わず楽しめる工夫を凝らしたい」と話している。(岩崎昂志)