• 印刷
高層ツインタワー1期ビルの外観イメージ(雲井通5丁目再開発株式会社提供)
拡大
高層ツインタワー1期ビルの外観イメージ(雲井通5丁目再開発株式会社提供)
竹籠をモチーフとした外装デザイン(雲井通5丁目再開発株式会社提供)
拡大
竹籠をモチーフとした外装デザイン(雲井通5丁目再開発株式会社提供)
六甲山を望める10階の屋上庭園のイメージ(雲井通5丁目再開発株式会社提供)
拡大
六甲山を望める10階の屋上庭園のイメージ(雲井通5丁目再開発株式会社提供)
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 神戸・三宮再整備の中核となり、西日本最大級のバスターミナルが入る高層ツインタワー1期ビル(神戸市中央区雲井通5)の建設計画で、同ビルは地上32階で高さ約163メートル、総事業費が約870億円に上ることが2日、関係者への取材で分かった。途中階に六甲の山並みを一望する屋上庭園を配し、ホテルやオフィス、ホールも備える。デザインは神戸・有馬温泉の伝統工芸「有馬籠」をモチーフにした外装など、和の雰囲気をかもし、国内外の観光客の呼び込みを狙う。

 ツインタワーは、商業ビル「サンパル」や中央区役所がある雲井通5丁目地区に1期ビルを、西側の商業ビル「サンシティ」が立つ6丁目北地区に2期ビルを配置する計画。1期ビルは、市が主導する再開発会社が建設する。6月から解体工事を始め、2027年度の開業を予定している。

 関係者によると、1期ビルは地上32階、地下3階、延べ床面積は約10万平方メートル。JR西日本が29年度の完成を目指す三ノ宮新駅ビルと同規模の高層ビルとなる。有馬籠の竹籠に似せた外装をはじめ、低層階を中心に世界的建築家の坂茂氏がデザインを手掛けた。

 また、中・長距離バスのバスターミナルは、1階に乗降場、2~3階に待ち合いスペースを設ける。2期ビルの完成時には乗降場をさらに広げ、約1700便のバスが発着できるようになる。

 4~8階はホールが入る予定。約1800席の大ホールと区民ホールにも利用できる多目的スペースを設ける。9~10階に新設される三宮図書館と10階の屋上庭園を一体的に整備する。庭園からは六甲山の山並みが眺められるという。

 高層部分の11~22階はオフィス、24~32階には最上階にプールがあるホテル「エヴォルホテル コウベ」(仮称)が入る。

 2期ビルは1期ビル完了後の工事着手を目指すという。(三島大一郎)

神戸三宮再整備
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ