100メートルの「赤じゅうたん」 ヒガンバナ満開、92歳男性が丹精 加西・東横田の市道沿い
2022/09/28 05:30
赤いじゅうたんのように咲き誇るヒガンバナ=加西市東横田町
兵庫県加西市東横田町の北条鉄道の踏切近くでヒガンバナが満開を迎えた。市道沿い約100メートルにわたって赤いじゅうたんのように咲き誇っている。15年ほど前に近くの山本六良太夫(ろくろうだゆう)さん(92)が、住民に喜んでもらおうと、球根を植えて丹精し、今では写真愛好家の名所になった。見頃は10月初旬までという。(敏蔭潤子)
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山本さんは15年ほど前、「まとめて咲くときれいやろうな」と思い、約2年かけて球根を植えた。花は敷地内いっぱいに増え、踏切を通過する列車との共演を狙って写真愛好家たちが訪れるようになった。
満開時期には市道沿いに駐車する車両が増え、警察から指導を受けることもあった。周囲に迷惑をかけないように昨年、隣接する田んぼを駐車スペースに整備した。歓迎の気持ちを込め、空に向かって手を伸ばしている、自作のかかし2体を入り口に設置した。
「花を眺めて、みんなに元気になってほしい」。小さな草を引き、手入れを欠かさず、年間の作業は100時間に及ぶという。炎天下で作業をしていると、見ず知らずの通行人が「熱中症に気を付けて」と言って、近くの自動販売機で水を買って差し入れてくれることもある。
毎年、撮影に来るという同市の女性(72)は「見事に咲きそろって素晴らしい」と言ってシャッターを切っていた。