国内未確認バッタ発見 六甲アイランド高生ら表彰

2021/03/09 05:30

市長表彰を受けた(左から)釜谷尚史教諭、内田ひおりさん、池田鈴姫さん、伊達いずみさん(左から5人目)、岩本哲人教諭(同6人目)=神戸市役所

 昨夏、神戸市東灘区の六甲アイランドで国内未確認のバッタを見つけた六甲アイランド高校の生徒らが8日、生物多様性の保全条例に基づく市長表彰を受けた。市によると、2017年の同条例制定以降で初めての表彰となる。農作物の食害を防いだり、生態系を守ったりするきっかけになると評価され、生徒たちは「こんな大ごとになるとは思わなかったけれど、うれしい」と声を弾ませた。 関連ニュース 土曜の人出、宣言解除前より減少 感染再拡大への警戒感か 神戸市中心部 兵庫で新たに41人感染 新型コロナ 兵庫県体育協会が国体8位以内目指し提出「プロジェクト1会議」 

 表彰されたのは、同校自然科学研究部の池田鈴姫(すずね)さん(18)=3年▽伊達いずみさん(16)▽内田ひおりさん(16)=いずれも1年▽顧問の岩本哲人(てつじ)教諭(65)▽釜谷尚史(たかふみ)教諭(39)-の5人。
 昨年8月、学校近くの野鳥園で水質調査を終えた帰りに、草むらで外来種のバッタ科ツチイナゴ亜科の昆虫(学名・Chondracris rosea)を見つけ、写真を撮影。生きもの科学研究所(兵庫県尼崎市)の研究者と岩本教諭の論文は、専門誌にも掲載された。
 この日市役所であった表彰式で、久元喜造市長は「よく見つけてくれました」と感謝。池田さんは持参した資料を手に、コンテナターミナルのそばで見つけたことや、体長が8センチほどあったためメスと考えられることなどを説明した。
 岩本教諭によると、1カ月に1度は発見場所周辺の観察を続けているが、その後は見つかっていないという。周辺で産卵した可能性がある場所を地図に落とす作業をしており、池田さんは「多くの方に周知し情報を寄せてもらうことで、繁殖や農作物の被害防止につながってほしい」と話していた。(井上太郎)

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