須磨離宮公園でハナショウブの観賞会 色とりどり4000株
2021/06/10 05:30
色鮮やかに見頃を迎えているハナショウブ=神戸市須磨区東須磨、須磨離宮公園
須磨離宮公園(神戸市須磨区東須磨)で「花しょうぶ観賞会」が開かれている。約1300平方メートルで約70種4千株のハナショウブが見頃を迎えており、訪れる人は濃淡の紫やピンク、白など色とりどりの花に見入り、撮影などを楽しんでいる。20日まで。
関連ニュース
梅雨空に大輪しっとり 西宮神社でハナショウブ見頃
白や紫、早咲きのハナショウブ満開
雨上がりの自然美 雨の置き土産に映し出された“逆さ神戸”
日本原産で江戸時代に園芸植物として改良が進み、江戸、肥後、伊勢系などの品種が生まれた。同公園の花しょうぶ園は、外国種を含む系統ごとに観賞エリアを分類している。
源氏物語にゆかりの月見山の近くに位置することから、「光源氏」「葵(あおい)の上」「薫君(かおるのきみ)」など、作品に由来する約10品種もそろえている。
今年は例年より1週間ほど早い5月中旬ごろから咲き始めたという。同市の男性(60)は「月に1回は離宮公園に来るけど、ハナショウブを見たのは初めて。きれいな時期に写真を撮れて良かった」と、笑顔で話していた。
午前9時~午後5時(入園は同4時半まで)。木曜休園。400円(小中学生は200円)。同園TEL078・732・6688
(丸山桃奈)