献血に“参戦”を プロレスラー3選手が一日所長に
2021/06/15 05:30
献血への協力を呼び掛けるストロングマシーン・J選手(左)と吉田隆司選手=神戸市中央区雲井通7
世界献血者デーの14日、神戸市を拠点とするプロレス団体「ドラゴンゲート」の3選手が、同市内2カ所の献血ルームの一日所長に就任した。入り口での検温や消毒を手伝い、街頭で献血への協力を呼び掛けた。
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世界献血者デーは協力者への感謝を表し、献血の重要性を知らせる記念日で、県赤十字血液センターは毎年この日に記念品を贈っている。10~30代の献血者が減少傾向のため、今年は若年層のファンも多い同団体にPRへの協力を依頼した。
一日所長に任命されたストロングマシーン・J選手ら3人は、神戸市中央区のミント神戸15献血ルームと三宮センタープラザ献血ルームで活動。訪れた人々をにこやかに出迎え、街頭では、選手名が書かれたフリップを手に「よろしゅうたのんます」と連呼した。
献血をした人には、記念品としてプラスチックボトルが贈られた。会社員の女性(19)=神戸市北区=は「献血は気になっていたが、来るのは今日が初めて。ドラゴンゲートのおかげで一歩を踏み出せた」と話した。(大橋凜太郎)