1年半ぶり、奏者も感激 スーパーストリングスコーベが神戸で公演

2021/08/13 05:30

世界的トロンボーン奏者の玉木優さん(中央)と共演するスーパーストリングスコーベのメンバー=神戸新聞松方ホール(撮影・中西幸大)

 世界的指揮者・佐渡裕さんの薫陶を受けた奏者らでつくる神戸の弦楽合奏団「スーパーストリングスコーベ」が11日夜、神戸新聞松方ホール(神戸市中央区)でサマーコンサートを開いた。新型コロナウイルスの影響で1年半ぶりの公演。息の合った演奏に、観客は聞き入った。 関連ニュース ミャンマー郷土料理はいかが レトルトで鶏とアワのかゆ 収益一部を現地に寄付 【詳報】兵庫で新たに76人感染 57日ぶり100人切る 里山の公園、真っ赤に彩る ヒガンバナ見ごろ 神戸・北区

 同合奏団は、兵庫県立芸術文化センター(同県西宮市)芸術監督の佐渡さんが率いる「スーパーキッズ・オーケストラ」の卒業生で構成。年2回定期公演を行ってきたが、昨年はコロナ禍で開けなかった。団員らも活動が大幅に制約されたが、各自で演奏を撮影、編集、一つの動画作品にし、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開するなど、音楽をやめなかった。
 この日の公演はHKMエンタープライズ、早駒運輸、神戸新聞社などの主催。世界的なトロンボーン奏者の玉木優さんをゲストに招き、テーマの「スーパーワールドオブロック!」にちなみ、マイケル・ジャクソンの「スムース・クリミナル」など計10曲を披露した。また、冒頭には佐渡さんの動画メッセージが流された。
 終演後、チェロ奏者の女性(28)は「皆と顔を合わせて演奏ができたことも、観客の皆さんの前で演奏できたこともうれしかった」と感慨深げに話した。(谷口夏乃)

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