交通安全学べる牛乳パック 生田署がメーカーとコラボ 標語やイラストあしらい

2021/09/03 05:30

交通ルールを学ぶ間違い探し付きの牛乳パック=生田署

 兵庫県警生田署は、管内に本社がある共進牧場(神戸市中央区)と共同で、交通安全啓発用の牛乳パックを製作した。1リットル入りパックの側面に、交通ルールにまつわる間違い探しのイラストや牛乳にちなんだ標語をあしらって、子どもから高齢者まで幅広い世代にアピール。9月1日から兵庫、大阪、京都の3府県のスーパーなどで販売されている。 関連ニュース 中学生死亡事故の交差点に信号機設置 丹波・氷上 交通安全願い花の種託す 林小児童の花壇でヒマワリ栽培 事故の犠牲になった園児が残した種から「絆」 ユニークに交通安全啓発 生田署員熱演⁉動画配信 ピクトグラム活用、メーカーと洋菓子開発

 パックには子どもが横断歩道を渡る場面の正誤イラストが並んでおり、間違いが三つ含まれている。スマートフォンでQRコードを読み込めば生田署のホームページにつながり、交通ルールの解説付きの回答が見られるようになっている。
 問題はインターネット上のフリー素材を使って署員が作成。「斜め『うし』ろも、よく『みるく』るま」「『も~』すぐ赤は、『も~』渡らない」などと牛乳にかけた標語も考案し、間違い探しの上に記した。
 来年1月ごろまでに約300万本を出荷する予定。中川清澄交通課長(41)は「家庭で交通ルールについて話し合うきっかけにしてほしい」と話している。(井上太郎)

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