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ユニークに交通安全啓発 生田署員熱演⁉動画配信 ピクトグラム活用、メーカーと洋菓子開発

2021/09/26 05:30

 秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、兵庫県警生田署が動画の配信や企業とのコラボ商品販売など多彩な啓発に取り組んでいる。動画では、全身青色タイツ姿の署員が東京五輪開会式を盛り上げたピクトグラム(絵文字)のパフォーマンスで交通ルールを表現し、コラボ商品は洋菓子メーカーとともに企画。幅広い世代に交通事故の防止をアピールする。(谷口夏乃)

 ピクトグラムのパフォーマンス動画は約2分半で、同署のホームページなどで配信している。

 同署交通課の吉田直輝巡査長(27)が、全身タイツに白いタンクトップを着て登場。「反射材つけよ」「シートベルトしめよ」など守ってほしい五つの交通ルールを表した絵文字を、五輪開会式さながらのキレのある動きで実演している。

 吉田さんは「この動画を見て、横断時の早めの合図や反射材の着用など自分の身を自分で守るという意識を高めることにつながれば」と期待を込める。

 ほかに、サッカーJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸の山口蛍選手らが「道路上でもフェアプレー。交通ルールを守りましょう」と呼び掛ける動画やポスターも制作した。動画は兵庫県警の公式YouTubeチャンネルなどで公開。ポスターは管内の公共交通機関などに掲示している。

 啓発商品は期間限定販売のオリジナルで、地元・神戸の洋菓子メーカー2社と連携して考案した。

 ユーハイム(神戸市中央区)では、同署のマスコットキャラクター「いくたん」などがパッケージに描かれた「バウムクーヘントゥルム」(1080円)を販売。神戸ベル(同市東灘区)では、イタリア伝統の菓子「マリトッツォ」に安心安全にちなんで「あん」を混ぜ、交通ルールを守ってほしいという思いを込めて名付けた「マモロッツォ」(360円)を売り出した。

 2商品とも販売は30日まで。売り上げの一部は「神戸交通遺児をみまもる会」に寄付するという。

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