209万人を星空へ案内、プラネタリウム投映機が引退 お別れイベント、2月20日まで
2022/01/27 05:30
18年間活躍してきた「GSS-KOBE」=バンドー神戸青少年科学館(同館提供)
バンドー神戸青少年科学館(神戸市中央区港島中町7)のプラネタリウム投映機「GSS-KOBE」が、2月20日で引退する。同館は18年にわたって活躍し、延べ約209万人がプログラムを観賞した投映機とのお別れイベントを企画している。(長谷部崇)
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同館のプラネタリウム投映機としては、ポートアイランドの完成を祝って開かれた、1981年の「ポートピア’81」で使われた「MS-20」に続く2代目。補助投映機「バーチャリウム2」とともに、2004年4月に導入された。直径20メートルのドームに約2万5千個の恒星を映し出し、これまでに約3万6千回のプログラムをこなしてきた。
同館は、7月にプラネタリウムのリニューアルを予定しており、投映機も新型に入れ替える。新型は、光源が白熱灯から高輝度(こうきど)LED(発光ダイオード)となり、星の色味や瞬きをリアルに再現。漆黒の空に広がる満天の星を表現できるという。
GSS-KOBEとのお別れを前に、同館は1月8日からプログラムの投映前後に、約10分の写真撮影の時間を設けている。撮影したものを写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿すると、抽選で10組20人にリニューアル後の招待券を贈る。
また2月5、6、11、13、19、20日にプラネタリウムの操作卓(コンソール)の見学ツアーがある。午前11時と午後1、3時の1日3回で、約15分。定員は各回6人。当日の展示室入館料かプラネタリウムの入場料が必要。
2月19、20日は、一晩の星空を巡る「星空ライブ投映」や春夏秋冬の星空をスタッフが交代で案内する「リレー解説」など、1日5回のプログラムを企画。20日午後6時から「ラストラン特別投映」があり、終了後約30分、写真撮影など「お別れの時間」を設ける。
プラネタリウムの入場券は大人400円、小中学生200円、幼児無料で、当日午前9時半から券売所で販売。各回先着230人。詳細は同館(TEL078・302・5177)のサイトで。