改装の王子動物園、神戸市長「民設民営にする考えはない」 現状のスペースは維持、遊園地は廃止
2022/01/28 21:23
神戸市立王子動物園=神戸市灘区王子町3
昨年12月に神戸市が示した王子公園(同市灘区)の再整備基本方針の素案を巡り、久元喜造市長は28日の定例会見で、改装する動物園について「引き続き公の施設として市が設置する」との考えを明らかにした上で、現状の面積規模を維持する方針を示した。
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市は素案で、現在の王子スタジアムを公園北側に新築移転し、大学を誘致する一方、動物園内の遊園地や同公園のテニスコート、プール、スタジアム内の陸上トラックなどを廃止するとしている。
これに対し、近隣住民らが「説明が不十分だ」などと反発。動物園が民営化され、入園料が大幅に値上げされるのではと懸念する声も上がっている。
動物園の運営について、久元市長は「(須磨海浜水族園のように)民設民営にする考えはない」と強調。市が17日まで受け付けていたパブリックコメント(意見公募)は約1500通に上ったといい、「市民から寄せられた意見をしっかり踏まえ、動物園の運営のあり方や料金なども含めて、市としての考えをまとめたい」と話した。(三島大一郎)