神戸で初の「F-1グランプリ」 審査員には腹話術師・いっこく堂さん

2022/02/05 19:55

初代チャンピオンに選ばれた京都府のニッシャン堂さん=神戸市兵庫区新開地5

 全国のアマチュア腹話術師らが腕を競う「F-1腹話術グランプリ」が5日、神戸市兵庫区の神戸アートビレッジセンターで開かれた。腹話術師のいっこく堂さんらが務めた審査員が見つめる中、動画を使った予選を勝ち抜いた11人が、舞台上で巧みな技術やユーモアあふれるやりとりを披露した。 関連ニュース 【写真】特別審査員を務めたいっこく堂さんから激励を受ける出場者ら 【写真】ほぼ等身大?!の相方も ミルクボーイM-1優勝、きっかけは小さな新聞記事

 若い世代に腹話術の魅力を伝え、プロを目指す人を増やそうと、腹話術師のやないあつ子さん=神戸市東灘区=が初めて企画した。今回は年代別に3部門を設定し、応募があった2部門で計93人が決勝進出を競った。
 グランプリには、ヤング部門(23~40歳)の3人とナイスミドル部門(41歳以上)の8人が出場。会場とライブ配信の計約260人の観客を前に、個性豊かな人形たちとの掛け合いで会場を沸かせた。
 各部門の優勝者が総合決勝に進み、初代チャンピオンにはナイスミドル部門を制した京都府の「ニッシャン堂」さんが選ばれた。ヤング部門では、西宮市の「Toy Works」さんが優勝。いっこく堂さんは「いろんなアイデアが出てきて刺激をもらい、『新しいことをやってみよう』という気持ちが芽生えた」と話していた。(石沢菜々子)

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