スタジアムツアー、記者会見、記念撮影… ホーム開幕戦多彩に盛り上げ ヴィッセル神戸
2022/02/26 21:30
試合前、ピッチでヴィッセル神戸の先発メンバーと記念撮影する子どもたち=ノエビアスタジアム神戸
サッカーJ1ヴィッセル神戸のホーム開幕戦となった26日、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で「神戸新聞デー」と銘打ち、試合前のスタジアムツアーとピッチでの記念撮影が行われた。親子やサポーターらが貴重な体験に胸を高鳴らせ、観戦を楽しんだ。
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阪神・淡路大震災から20年の2015年に神戸新聞社とヴィッセル神戸が協定を結び、その一環で毎年、ホーム開幕戦を神戸新聞デーとしている。
スタジアムツアーには14組28人が参加し、「カズ」こと三浦知良選手らヴィッセルでプレーした歴代名選手のユニホームが飾られた「レジェンドウォーク」を見学。記者会見室では新人の尾崎優成選手(18)が登壇し、参加者は記者になりきって「自信のあるプレーは」などと質問した。
選手のウオーミングアップも見学。応援する山口蛍選手に目がくぎ付けだった明石市立王子小5年の男子児童は「どきどきして、絶対に忘れられない日になった」と興奮していた。
午後4時の試合開始が近づくと、サポーター用の背番号「12」のユニフォームを着た小学生10人がピッチへ入場。応援旗が揺れてスタンドが盛り上がる中、今季初先発のイニエスタ選手らと整列し記念写真に納まった。
新型コロナウイルス感染対策のため選手入場のエスコート役を務めることはできなかったが、憧れの選手と同じ芝を踏み、同じ景色を見た子どもたちの表情は、緊張が解けて晴れ晴れとしていた。
イニエスタ選手のファンという加西市立北条小3年の男子児童(9)は「振り返る時間がなかったけど、後ろにイニエスタ選手の気配を感じた。いつか選手としてあの場所に立ってみたいから練習を頑張る」と笑顔だった。
また、スタジアム前では、医療従事者を支援するための募金箱が用意された。(井上太郎)