Z世代のカクテル誕生 関学大生考案「地エネの酒」使い「めぐるシェイク」
2022/04/14 05:30
環を使ったSAKEカクテルコンテストに参加した(左から)佐竹桃香さん、藤田真帆さん、奥野菜々子さん=神戸市東灘区御影塚町1
地域資源循環を進める「地エネの酒 環(めぐる)」を使って関西学院大学生が考案したSAKEカクテル「めぐるシェイク」が神戸酒心館(神戸市東灘区)の料理店「さかばやし」に登場した。日本酒になじみの少ないZ世代をターゲットとし、「甘めの味わいと『ミルクセーキ』のレトロ感をイメージした」とアピールしている。
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「環」は弓削牧場(同市北区)のバイオガスプラントの副産物「消化液」で栽培した酒米山田錦を醸した日本酒。飲むことで自然エネルギーの「バイオガス」と有機肥料「消化液」の普及を広げるローカルSDGsプロジェクトに、神戸酒心館、岡田本家(兵庫県加古川市)、富久錦(同県加西市)、山陽盃酒造(同県宍粟市)の4蔵元が参加し、昨年から生産が始まった。
今回は、関学商学部の石淵ゼミ4年生らと神戸酒心館で、日本酒普及モデルとなるSAKEカクテルコンテストを実施。20~25歳の女性に人気のお酒の要素「かわいい」「甘い」「インスタ映えする」を取り込んだ「めぐるシェイク」が選ばれた。
この春卒業した藤田真帆さんは「環のカクテルにあれこれ取り組む中で日本酒が好きになっていった。ぜひ味わってほしい」と呼び掛けている。めぐるシェイクは880円で4月の期間限定販売。