六アイ南側、マリンパークで釣り「解禁」 神戸市、利用者層やニーズを調査 5月3~5日

2022/04/27 05:30

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 釣りが禁止されている六甲アイランド南側海沿いのマリンパーク(神戸市東灘区向洋町中9)で、同市は5月3~5日午前9時~午後6時に限り、海釣りを初めて「解禁」する。同パークの活用に向けた実証実験で、利用者層やニーズを調査する。 関連ニュース 明石港の砂利揚げ場跡地に海上釣り堀 本屋の消えた島、本との出合いは古本市で 六甲アイランド 釣り客増で「タコ」争奪戦? 海の栄養不足も一因か 播磨灘で史上最悪の不漁

 市港湾計画課によると、新型コロナウイルス禍で屋外レジャーの需要は高まっているが、市内で釣りができる場所は限られている。一方、六甲アイランドでは市条例で釣りが禁止されているが、釣り人は見られるのが現状という。
 島内の海沿いは大半が船の発着などに使われ、人が海に近づけるのは同パークなど少ないこともあり、市は実験で新たな可能性を探ることにした。
 今回開放するのは、同パーク南端の約350メートルのエリア。柵を設け、同パークの一般利用者と分ける。新型コロナ対策として隣の人と2メートル以上間隔を空けるよう求めるほか、利用者数も最大150人に限る。
 無料。当日、直接現地へ。釣りざおのレンタルや餌の販売はない。利用者にはアンケートに協力してもらう。
 車で訪れる場合、路上駐車を防ぐため、同課はマリンパーク東側の有料駐車場の利用を呼び掛けている。(名倉あかり)

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