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住民が持ち寄った絵本や料理本が並んだ古本市=神戸市東灘区向洋町中2
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住民が持ち寄った絵本や料理本が並んだ古本市=神戸市東灘区向洋町中2

 2年前に書店がなくなった六甲アイランドで昨秋始まった古本市が、じわじわ人気を集めている。住民の要望をきっかけに、島内の神戸ファッションプラザ(神戸市東灘区向洋町中2)の一角で原則月1回、開店。地元住民らが本の売り買いで集い、地域のにぎわいづくりにも一役買っている。(斎藤 誉)

 島内にはかつて書店が3軒あったが、2020年に最後の1軒が閉店。「本屋での予期せぬ本との出合いがなくなって寂しい」と訴える住民が多くいた上、「読まなくなった本の置き場に困っている」という高齢者もいたため、まちづくりに取り組む地元のNPO法人「きょうどうのわ」が昨年10月、古本市を始めた。

 神戸ファッションプラザにある同法人の活動拠点「コミュニティスペース・RICのわ」前に机や椅子を設け、毎月第1日曜に開く。地元住民を中心に出品し、値段も出品者が決める。

 これまでに5回開催。今月6日の5回目は、子育て世代の住民が子どもが読まなくなった絵本や料理本など約80点を販売。子ども用の靴や積み木などのおもちゃも並び、親子連れらが手に取ったり眺めたりした。

 祖父母が住む六アイに月2回ほど足を運ぶ女性(33)=同市灘区=は長女(2)と長男(11カ月)を連れて来店。「子どもが好きそうな本があったのでまた来たい。私も出品したいな」と笑顔だった。

 同法人の林律子事務局長は「さらに盛り上がっていけばうれしい」と期待を込めた。

 次回は4月3日午前10時半~午後2時の予定。

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