科学の実験に児童夢中 小学生1000人 スライム作りなど挑戦
2022/06/06 18:30
機械で降らせた「消えにくい泡」を触って遊ぶ児童たち=神戸市中央区吾妻通4
実験などを通じて小学生が科学に親しむ体験イベント「大科学博士になろう!!」が、神戸市中央区吾妻通4の神戸市生涯学習支援センター「コミスタこうべ」で開かれた。神戸青年会議所が主催し、小学生約千人が関心や理解を深めた。
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同会議所行政連携推進委員会によると、市内では理科に興味がある児童が多い一方で、成績に反映されていないといい、学習意欲を高めるきっかけを提供しようとイベントを企画した。
地元企業や大学の協力で約20種類のブースを用意。児童は新型コロナウイルス禍でよく使うようになった「除菌アルコール」の作り方を学んだり、プラスチックごみのリサイクルに挑戦したりしながら、「博士の認定証」を受け取るためのスタンプを集めて回った。
ピンク色のスライムを作った東舞子小4年の児童は「理科は苦手だけど克服したい。ユーチューブで見た、ふわふわのスライムの作り方を今度試してみたい」と話していた。
会場には、神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公マルもバーチャル映像で登場。子どもたちに「VTuber(ブイチューバー)」の仕組みを紹介した。(井上太郎)
【特集ページ】かなしきデブ猫ちゃん