神戸マラソン、ヒマワリ3千本でランナーを元気に ボランティア団体がコース沿いに種まき

2022/09/17 05:30

神戸マラソンのランナー応援に向けヒマワリの種をまいた=神戸市垂水区平磯1

 11月20日に3年ぶりに開かれる「第10回神戸マラソン」(神戸新聞社など共催)に向け、神戸市垂水区のボランティア団体「ひまわりの夢企画」が、コースになっている平磯緑地(同区平磯1)北東の国道2号線沿いにヒマワリの種をまいた。大会当日に約3千本の開花を見込み、阪神・淡路大震災の復興のシンボルがランナーを元気づける。 関連ニュース 咲き誇れ「ヒマワリ」 復興の象徴、黄色い手袋で表現 「感謝と友情」胸に 神戸マラソン2024 ヒマワリとチョウ 秋のヒマワリ、畑を染め上げ 市川の奥営農組合、11日まで地元産品販売も

 同団体は「感謝と友情の思いを伝えたい」と2001年から毎夏、同じ場所でヒマワリを咲かせるとともに、11年の東日本大震災や16年の熊本地震の被災地を支援している。
 ヒマワリの種まきには、同団体や神戸マラソンの実行委員会メンバーら8人が参加。約400メートルにわたって種を置き、優しく土をかぶせていった。
 この辺りはコースの中間地点に当たる。同団体の荒井勣代表(76)は「苦しいときにヒマワリを見てにこっとしてほしい」とランナーにエールを送りつつ「元気に花を咲かせてくれよ。みんなが見てくれるよ」とヒマワリにも声をかけた。(伊藤颯真)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ