神戸の大学生、銭湯32施設無料に 先着1万人限定、3日から開始

2022/10/01 05:30

神戸市内在住か市内の大学に通う大学生を対象に、銭湯(一般公衆浴場)32施設の入浴料を無料にするキャンペーン「Kapooooon!KOBE!(カポーン神戸)」で配られる数量限定のステッカー=神戸市中央区加納町6、神戸市役所

 神戸市内在住か在学の大学生を対象に、銭湯(一般公衆浴場)32施設の入浴料を無料にするキャンペーン「Kapooooon!KOBE!(カポーン神戸)」が、3日から始まる。1万人に達すると終了する。(名倉あかり) 関連ニュース 「銭湯がちゃ」、公式テーマソング… 神戸で銭湯の活性化プロジェクト 銭湯に親しんで 神戸市内の32施設、大学生無料に 文化の「復権」存続目指す 日常だった銭湯を非日常に 店主たちの熱い挑戦


 銭湯の活性化や文化の継承につなげようと、神戸市と市浴場組合連合会が実施する。今夏を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日程をずらした。事業名は湯おけが響く音をイメージして名付けた。
 若い世代に関心を持ってもらうため、神戸学院大学の学生が広報活動に協力。市ホームページでは学生が銭湯に足を運んで作成した区ごとのマップや紹介動画が公開されている。
 大学生が対象銭湯を利用する際、まずスマートフォンなどで番台に設置されているQRコードを読み取る。その場で大学名や居住地などのアンケートに回答して画面を提示すると、無料で入浴できる。学生証は必要ない。
 利用者には特製ステッカーがもらえる(数量限定)。市は、銭湯を楽しんだ後は交流サイト(SNS)で「#Kapooooon!」「#神戸の銭湯」などのハッシュタグを付けて情報発信をしてもらうよう呼びかけている。
 市生活衛生ダイヤルTEL078・771・7497

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