コーヒー豆生産とSDGsの関連は? 16カ国17種類の多彩な味通じて紹介 17大学の学生ら
2022/10/18 05:30
イベントに向け、抽出方法の確認をする神戸女子大コーヒー同好会の学生ら=神戸市須磨区東須磨
アフリカや中南米など16カ国17種類のコーヒーを飲み比べることができる「ボルカフェ・コーヒー・エクスポ」が29、30日、JR新神戸駅直結の体験型商業施設「コトノハコ神戸」(神戸市中央区北野町1)で開かれる。全国17大学のコーヒー同好会の学生らが協力し、豆の生産と持続可能な開発目標(SDGs)との関連を紹介しながら多彩な味を提供する。(石沢菜々子)
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コーヒー生豆の専門商社「ボルカフェ」(中央区)の主催。同社によると、コーヒー豆の生産は、地元に安定的な収入をもたらすほか、女性の自立支援や地域内の資源循環にもつながることなどから、SDGsとの関連が深いという。
今回、中米ホンジュラス産を担当する神戸女子大のコーヒー同好会(須磨区)は、不良で廃棄される豆を減らす取り組みなどをパンフレットにまとめる。
同国産のコーヒーはオレンジのような酸味が特徴。まろやかな舌触りになるよう抽出を工夫するという。
同会代表の宗清静香さん(22)=同大家政学部4年=は「SDGsは規模の大きな話だけど、絶対にやらなければならないこと。コーヒーを飲むことが、考えるきっかけになってほしい」と話す。
午前10時~午後6時(30日は午後5時)。コーヒーチケットは3杯分で千円。オリジナルのクリアファイルが付く前売り券(千円)もある。売り上げの一部はSDGs関連のプロジェクトに寄付する。
日本コーヒーフェスティバル実行委員会TEL090・1140・5675