JR加古川駅南の寺家町商店街(兵庫県加古川市加古川町寺家町)で23日、食べ物や雑貨の販売、フリーマーケットなどの露店75店が並ぶ「かわのまちマーケット」が開かれる。近くの加古川河川敷の整備計画が進んでいることを受け、駅周辺の一体的な活性化に向け、河川敷までの経路となる商店街活用の可能性を探る。同市と共に主催するNPO法人シミンズシーズ(同市)は、定期的な開催も検討している。(斉藤正志)
商店街約500メートルの沿道に、アクセサリーやかばんをはじめ、交流サイト(SNS)で人気のハンドメード作家らによる雑貨店が集まる予定。クッキーや焙煎(ばいせん)コーヒー、カレーなどの地元店、地場産野菜の販売店も出る。
同じ日には河川敷で、音楽ライブや食べ物の出店などがあるイベント「つくるとであう」(午前10時~午後4時、入場無料)が開かれる予定。駅前から河川敷まで、市街地を訪れた人が多彩な催しを楽しめる。
河川敷では、護岸に親水空間を作り、ステージを設けてイベント利用しやすくするなどの整備計画が進む。今回のかわのまちマーケットも、河川敷をまちづくりに生かす同市の「かわまちづくりプロジェクト」の一環として企画された。
出店者や子どもたちは、三角形の布を連ね、イラストを描いた装飾品「ガーランド」を作っており、当日は商店街を華やかに飾る。
同法人常務理事の阪口努さん(39)は「当日は商店街の景色をにぎやかに一変させたい。普段着で、気軽に来てもらえる催しにしたい」と話す。
入場無料。午前9時半~午後3時半。加古川まちづくり舎TEL079・423・5816