外国人に受ける?草木染や洋菓子作り体験 三木周辺でモニターツアー
2020/12/11 05:30
型染めを体験する参加者=竹岱亭
訪日外国人旅行者向けの体験型旅行を商品化するため、兵庫県三木市吉川町周辺で8日、モニターツアーがあった。日本在住の外国人2人がものづくり工房や洋菓子店を巡り、草木染やスイーツ作りを体験。自作のバンダナを巻いて調理に挑戦する旅程が好評だった。(大橋凜太郎)
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大阪・関西万博を見据え、県内の官民でつくる「ひょうご観光本部」(神戸市中央区)が、県内への誘客を目指して開催。新型コロナウイルス収束後の観光需要を見越してモデルツアーを考案中で、今回はゴルフ場利用者の家族をもてなす別日程を想定した。
参加したのは、インドネシア出身のルル・アサガフさん(41)=滋賀県大津市=とスウェーデン出身のタケタニ・アンナさん(48)=兵庫県芦屋市。はじめにものづくり工房「竹岱亭(ちくだいてい)」(三木市吉川町西奥)を訪れ、型染めと藍染めを体験した。
2人は伊勢エビやトンボをかたどった型紙を選び、白地の布に置いてのり付け。天然染料の藍液に浸して乾かすと、世界に一つだけのバンダナに仕上がった。
その後はキリンビール神戸工場(神戸市北区)内のレストランで昼食に舌鼓を打ち、同県三田市の人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」に移動。竹岱亭で制作したバンダナを巻いて、チョコレート菓子を作った。
旅行会社の添乗員を務めるルルさんは旅程を振り返り、「指導者も魅力的で、素晴らしい体験だった」と声を弾ませていた。